Go Go Mae Quiz 002

第2回目は中学・高校で知っていてほしいつづりの問題です。簡単な単語ですが、しっかり覚えていないとミスをする単語ばかり。では、トライしてみてください。

① 人を表す語尾には-er, -or, -arなどがあります。次の4つの中には、綴りの誤っているものが1つあります。選びましょう。
(1) doctor (医者)
(2) maker (製作者・メーカー)
(3) scholer (学者)
(4) editor (編集者)

② 次の各文のカッコにはよく似たつづりの単語が入ります。それぞれのカッコに適する語を記入しましょう。
(1) I like ( ) T-shirts. 私はゆったりしたTシャツが好きです。
(2) He will ( ) all his money. 彼は有り金すべてを失うだろう。
(3) I was at a ( ) for the answer. 私はその返答に困り果てた。

 

 

 

 

【解答&解説】
① 解答 (3)
人を表す語尾には-er, -or, -arなどがありますね。もっともよく目にするのは-erでしょう。中学校ではplayer(選手)、speaker(話し手)、singer(歌手)、maker(製作者・メーカー)などを習います。それ以外に、つづりや発音が似たものとして-or, -arがあります。しっかり覚えないと、-erと間違えてしまいますよ。actor(俳優)、emperor(皇帝・天皇)、burglar(泥棒)、liar(うそつき)など、学校英語でも日常英語でも重要なものがあります。

② (1) loose (2) lose (3) loss
(1)はまさに「誤答警報」発令問題です。つづりも発音も間違い多発。looseのつづりはoが2つですよ。意味は「ゆったりした・ゆるんだ・だらしない」です。発音は「ルース」。1990年代後半から2000年代前半まで、女子高生たちの間で「ルーズソックス」というダボダボ靴下が流行ったことや「アイツは時間にルーズだ」なんて日本語があるせいで、みんな発音を間違えます。気を付けて。a loose sweater(ゆったりしたセーター)、a loose ball(こぼれ球)、loose bowels(下痢)のように使います。意外にもloose bowelsが大学入試で何度も問われています。
(2)は「~を失う」という意味の動詞です。発音は「ルーズ」。物やお金を失うことはもちろん、lose one’s life(命を失う)、lose weight(やせる)、lose the game(試合に負ける)のような重要表現がたくさんあるので、その都度表現を覚えていきましょう。
(3)はloseの名詞形で、「ロス」と発音します。「失うこと・喪失(感)・損害」という意味です。日本では、カタカナ英語の動詞として「~をロスする」のように使いますね。入試ではat a loss(困り果てて)という熟語が頻出です。中高生は基本の意味と熟語だけしっかり覚えておきましょう。大人になると、ビジネス英語でloss control(損失管理)やloss distribution(損失分配)のような経済用語をたくさん目にします。

Go Go Mae Quiz 001

あの愛くるしいキャラと少年少女の夢見る未来像を描いた漫画『ドラえもん』。1973年のテレビアニメ化を機に国民的人気者に。そのドラえもんが2014年、ついに米国でもアニメ化されました。日本語版の単なる英語翻訳ではなく、アメリカの文化や生活習慣を反映させた正真正銘の米国版『DORAEMON』です。

第1回目の「Go Go Mae Quiz」は、そんな米国版『DORAEMON』より出題。問題に行く前にちょっとだけ日本語版と英語版の違いを紹介しておきましょう。

まずはキャラクターから。のび太はNoby(ノビー)、スネ夫はSneech(スニーチ)、ジャイアンはBIG G(ビッグ・ジー)、しずかちゃんはSue(スー)へと変更。ドラえもんはタイトルでもあるため、そのまま英語表記でDoraemonとなっています。

日本紙幣はドル紙幣に、石焼き芋売りの屋台はポップコーン売りに、のび太のお約束「0点のテスト」には落第を意味する「F」のマークが追加されるなど、なんともアメリカンな感じです。左手にどんぶりばちをもちながら、右手はフォーク…という愛きょうも。細かい違いを探していくと面白そうですね。

では、問題に移りましょうか。ドラえもんといえば秘密道具。例えば、定番の「タケコプター」は“Hopter”という造語になっています。(Hop+Helicopter)それでは、次の秘密道具は米国版『DORAEMON』ではどのような名称になっているでしょうか?

①空気砲  (     )Cannon 小学生レベル
②暗記パン  (     )Bread 中学生レベル
③どこでもドア  (     )Door 高校生レベル

 

 

 

 

【解答&解説】
①空気砲:Air Cannon そのまんまですね。でも、問題はつづり。「エアー」という発音にだまされて“ear”と書いてしまった人はいませんか? earは「イアー」と発音して、耳の意味になってしまいます。空気砲といえば、腕にはめて「ドカン」と言えば空気の衝撃波が発射されるという秘密道具ですよね。「空気砲」でネット検索すれば、意外にも作り方がたくさん紹介されています。小学生の皆さんは夏休みの工作や実験にいかがでしょうか。

②暗記パン:Memory Bread これもよく聞く単語です。Memory(メモリー)には「記憶・思い出・メモリー(PC用語)」などの意味がありますね。高校生の皆さんは“memorization”(メモライゼイション)なんて難しい単語を思い浮かべたかもしれませんが、これじゃ小さな子どもは言えませんよね。できるだけ簡単な単語を使うのがポイントです。ところで、みなさん、「暗記パン」欲しくありませんか? これさえあれば、苦労して英単語を覚える必要もないのになぁ…(*^^)v

③どこでもドア:Anywhere Door これは小中学生には難しかったかも。anywhere(エニーウェアー)は「どこへ(で)でも」という意味で、高校英語ではよく見かける単語です。ちなみに、よく似た名前の秘密道具として「どこでもまど」「どこでもきっぷ」などがありますが、これらが米国版で登場するのかは不明。あるとしたら、Anywhere WindowとかAnywhere Ticketとなるんでしょうね。

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